国際結婚にかぎらずして「ご縁」とはよく使われる日本の言葉であります。「ご縁があったらまたお会いしましょう」「これをご縁によろしくお願いします」「これも何かのご縁ですね」「ご縁がなかったのですね」など。お寺や神社にお参りに行ったとき、「ご縁がありますように」と、お賽銭箱に5円を入れた事がある方もたくさんいらっしゃるでしょう。えん【縁】とは、「人と人を結ぶ」「巡り合わせ」「人力を超えた不思議な力」などとあります。「結ぶ」と「ご縁」という言葉はとてもつながりが深く、「縁結び」もであったり、赤い糸という伝説も「縁が結ばれていた」ことを赤い糸で表していますよね。
こうしたは、「ご縁」の意味は日本人であれば、わざわざ説明しなくても、暗黙の了解ということで意味が分かり合える言葉でしょう。ところが、外国語に「ご縁」を訳そうとすると、なかなか難しいのです。アジアの国々の漢字を使う習慣がある国では、おそらく同じように分かり合えたり、意味が通じる的確な訳語があると思うのですが、ある日突然英語に訳そうとしたときに、考えこんでしまいました。国際結婚のカップルにおいて「初めて会ったときから何かを感じていた」という方がなんと6割近くだったことには、正直とても驚きの結果です。相手が外国人ということで、しっかりと意思の疎通が出来るのかというような多少の警戒心のようなものが数字にも反映されてくるのかと思っていたのですが、多くの国際結婚をなさったカップルは、直感をそのままストレートに、素直に受け止められていたということです。
「出会ったときから」ということについては、一目惚れもあるでしょうし、妙になぜか気になる存在だと感じて、逆に何か気にさわるようなことを言われたりして、いい印象を感じなかったということもあるでしょうけど、どちらにしても、強く心に何かしら残る出会いだったのだろうと思います。例えば、国際結婚といった出会いがあり、それが食事やデートに誘われるようになり、何度か会って色々な話しているうちに、お互いの気が合ったり、様々な共通点が見つかったりして、ここで「ご縁」を感じるようになったというケースの方が多いのではないかと予測していましたが、意外にも、最初から何かを感じたご縁の方が上回った結果となったのです。